音楽工房G.M.P the 大楽

ピアノの演奏にも歴史があり!?

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ピアノの演奏にも歴史あり!?

ピアノの演奏にも歴史あり!?

2025/05/17

演奏テクニックにも紐づけは大事です

札幌市南区真駒内柏丘にある音楽教室(ピアノ教室、声楽教室)音楽工房G.M.P(オンガクコウボウジーエムピー)の大楽勝美です。いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。

現代は何事も「紐づけ」するのが当たり前な世の中になりましたね。しかしながら「演奏の世界」は必ずしもその紐づけができてないというか、バラバラというか、わかりにくいというか、とにかくわかりやすいようで悩ましい部分も多々あるように感じています。何故でしょうか?それは300年以上もある音楽の歴史に由縁があるのかもしれません。

古くは大バッハの次男、カール•エマニュエル•バッハの「クラヴィーアの技法」の著作など、バロックから現代までさまざまな著作が出版され、その演奏技法は変化、進歩しています。つまり、この「ピアノ(クラヴィーアも含む)演奏の歴史」を知り、その演奏技法を紐づけていくことが大事になってくるわけです。もちろんそこには、チェンバロから現代スタイルのピアノまでの歴史という楽器の発達も見逃せません。

かつてコンラート•ハンゼンという大ピアニストで素晴らしい指導者(リューベック音楽大学やハンブルク音楽大学などの教授)がいらっしゃいました。彼はヘンレ版の校訂者としても有名ですが、何よりもピアノのテクニックにおいて「ハンゼンメソッド」とも言うべき、素晴らしいメソッドを作り上げた方です。かれはロンドンの古本屋さんで偶然見つけたピアノテクニックの本に衝撃を受け、ご自分独自のメソッドを10年間かけて作り上げていったそうです。

そのメソッドはご自分の著作にはなっていませんが、彼に師事した日本人の方々によって本になっています。僕の先輩もハンゼン先生に指示されたのですが、留学した1年間はチェルニー40番の数曲しかやらせてもらえなかったそうです!その先輩というのは、日本音楽コンクールで1位か2位になった方なんですがね…。

今の世の中は情報がすぐインターネットで検索でき、即座に色々な答えが出てきます。残念ながら音楽特に演奏テクニックにおいての歴史的重要な事柄について欠落していることも多いようにと思われます。インターネットの使用で便利になった代わり、素晴らしいピアノに関しての本なども絶版になったり、大事な部分が忘れ去られていく現実もあります。

上面だけのテクニックの本やその時だけでしか使えない動画などが蔓延する現代こそ、確固とした「文献」から見えるピアノ演奏テクニックの変遷、例えばショパンはこう弾いたとかベートーヴェンはバッハの作品のこうやって校訂したなど、そういった文献を読んだほうがずっと身になると思いますし、そういうことをインターネットで検索したりすることによって、自分なりの演奏やテクニックへの紐づけができあがっていくのだと思います。

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